現役介護福祉士・こはるのほのぼのエピソード

第4話

相手の立場を考え、寄り添うということ

今回は、早朝の起床介助でお部屋を訪問したときのエピソードです。大切なのは、相手の話を頭ごなしに否定するのではなく、丁寧に話を聞いて受け止めること。ベテラン介護福祉士でも難しいかもしれませんが、マンガを参考に、一度シミュレーションしてみてはいかがでしょうか?

更新

早朝の起床介助訪問でのお話

老人ホームなどの介護施設では、早朝に起床介助する時間があります。

一般的には、介護福祉士が居室に行き、声をかけて排泄・更衣介助、トランス移乗などのケアを行います。

ある日、介護福祉士のこはるさんが経験したエピソードをオカトマトさんに4コマ漫画化してもらいました。

寄り添うということ

いつもは困った利用者さん⁉

こはるさんは「布団の中にヘビがいると言った利用者の方、実はときどき文句を言われたりして、少し苦手意識があったんです。でも、この一件を通して『私は困ったときに頼れる存在だからこそ、文句も出ていたのか?』と実感しました。それ以来、毎日接する利用者さんを『かわいい』と思えることも出てきました」と話していました。

確かに、認知症や痛み・ストレスの影響で、利用者の方が文句や棘のある言い方をされることもあります。しかし、こはるさんはこの体験を通して「困っている人がいたら素直に行動に移す」ことの大切さを実感したとも話していました。

今回のエピソードでも、「ヘビなんていないですよ!」と否定するのではなく、布団の中を確認して「もういないですよ!」と語りかけるだけで利用者さんの気持ちは大分和らいだのではないでしょうか。

余談ですが、後日、こはるさんは別の職員から「こはるちゃん!○○さんがとても喜んでたよ!」とも声を掛けられたそうです。

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こはる

2025/04/21

第1話

こはる
原案者

こはる

興味だけで未経験、無資格で介護業界に飛び込みそこからは日々学びと笑いの毎日!現在はデイサービスの責任者、生活相談員として利用者さんと楽しく過ごしてます!


オカトマト
漫画家

オカトマト

ラブリーでズッキュンをテーマにTwitterを中心に4コマ漫画を発表している。(@tomatokeikakuan)Twitterのハッシュタグを活用し、同じお題で自由参加の4コマ競作が行える企画「ヨンバト!」(@yonkomabattle)や4コマ作家の合同誌「闇鍋」の主催も行う。好きなトマト料理はカプレーゼ。