早朝の起床介助訪問でのお話
老人ホームなどの介護施設では、早朝に起床介助する時間があります。
一般的には、介護福祉士が居室に行き、声をかけて排泄・更衣介助、トランス移乗などのケアを行います。
ある日、介護福祉士のこはるさんが経験したエピソードをオカトマトさんに4コマ漫画化してもらいました。

いつもは困った利用者さん⁉
こはるさんは「布団の中にヘビがいると言った利用者の方、実はときどき文句を言われたりして、少し苦手意識があったんです。でも、この一件を通して『私は困ったときに頼れる存在だからこそ、文句も出ていたのか?』と実感しました。それ以来、毎日接する利用者さんを『かわいい』と思えることも出てきました」と話していました。
確かに、認知症や痛み・ストレスの影響で、利用者の方が文句や棘のある言い方をされることもあります。しかし、こはるさんはこの体験を通して「困っている人がいたら素直に行動に移す」ことの大切さを実感したとも話していました。
今回のエピソードでも、「ヘビなんていないですよ!」と否定するのではなく、布団の中を確認して「もういないですよ!」と語りかけるだけで利用者さんの気持ちは大分和らいだのではないでしょうか。
余談ですが、後日、こはるさんは別の職員から「こはるちゃん!○○さんがとても喜んでたよ!」とも声を掛けられたそうです。