スライディングボードをベッドと車椅子の架け橋に
移乗介助は、介助者にとって腰への大きな負担となります。福祉用具を活用して、なるべく負担を減らしたいものですね。座った姿勢を保てる方は、「スライディングボード」を使用することでお尻を滑らせるだけで移乗ができますよ。片麻痺の方は、健側(麻痺がない方)方向に移乗することを忘れずに。※メーカーによってさまざまな形状があります。説明書は必ず読むようにしてください。
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環境整備をする

まず、スライディングボードの使用を伝えましょう。初めてボードを使う方の場合は不安にならないようきちんと説明し、使用についての同意を得られるようにします。
(00:07〜00:10)

フットサポートを外して足元を動きやすくします。また、そのままだとスライディングボードを乗せられないので、アームサポートも跳ね上げておきましょう。
(00:12〜00:26)

ベッドは車椅子よりもやや高くします。これは、傾斜をつけて移乗しやすくするため。車椅子からベッドへ移る際は逆に、ベッドの高さを車椅子よりやや低くします。
(00:28〜00:36)
スライディングボードの上をずり座る

浅く腰掛けることで足にしっかり体重がかかり、移乗しやすくなります。患側(麻痺のない方)は手伝います。
(00:37〜00:46)

お尻が半分乗るくらいを目安に、スライディングボードを身体の下に敷きます。ボードが車椅子の座面にしっかり乗っているかも必ず確認してください。
(00:50〜00:57)

立ち上がらずに、車椅子の方へお尻をずらしていきます。遠い方のアームサポートにつかまると楽になりますよ。傾斜がついているので、勢いよく滑ってしまう危険性もありますので、事故が起きないよう介助者は常に近くにいてください。
(01:00〜01:03)
移乗後は車椅子を元に戻す

抜くときはボードを引くのではなく、立てるようにして抜きます。
(01:09〜01:12)

患側のアームサポートは慎重に戻しましょう。フットサポートをつけ、両足を乗せてもらえば移乗完了です。
(01:15〜01:26)
ベッドは車椅子の座面よりも少し高くする
