片麻痺の方の車椅子への移乗は健側の残存機能の活用がカギ!
片麻痺の方の場合、健側(麻痺がない側)の手で患側(麻痺がある側)の足の動きをフォローすることで、介助なしで車椅子へ移乗することが可能になります。介助者には、“被介助者の残存機能を活用することでADL(日常生活動作)の自立度を高め、QOL(生活の質)を向上させる”という視点も求められています。安全な移乗方法を助言したり、そばで見守ったりすることも介助の一つですよ。
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移乗前の準備

足をしっかりと床につける
立ち上がる前に、必ず足の位置を確認してください。患側の膝の角度は90度くらいが理想です。健側の手で、患側の足の位置を直しましょう。
(00:08~00:15)

遠い方のアームサポートにつかまる
立ち上がった後の動きを考慮して、身体から遠い方のアームサポートにつかまってください。
(00:15~00:18)
健側方向から移乗する

お辞儀をするように立ち上がる
立ち上がるときは、お辞儀をするように頭を下げながら。重心が移動することで、腕の力に頼らなくても自然とお尻が浮いてきますよ。
(00:19~00:25)

健側の足を軸にして体の向きを変える
立ち上がったら、体の向きを変えてゆっくり車椅子に座ります。このとき、健側の足を軸にして回転するようにしましょう。
(00:25~00:33)
フットサポートを下ろす

患側のフットサポートを下ろす
健側の足先で患側のフットサポートを下ろします。このとき、患側の皮膚を傷つけてしまわないよう、しっかり保護してくださいね。
(00:37~00:47)

健側のフットサポートを下ろす
患側の足をフットサポートに乗せ、健側のフットサポートも下ろします。健側のかかとを使うと下ろしやすいですよ。
(00:48~00:56)
健側の「残存機能」を活用する
