【動画】口腔ケアティッシュの使い方を学んで誤嚥性肺炎を防ぐ

常に清潔な面で介助を行う

高齢者の命を奪う誤嚥性肺炎。体力が低下している寝たきりの方にこそ、口腔ケアをしっかり行いたいものです。しかし、なかには身体を起こすことが難しかったり、嚥下機能が低下していて水を口に含むことができなかったりする方も。そんな方には、口腔ケアティッシュ(口腔ケア用のウェットティッシュ)やガーゼを使った口腔ケアがおすすめです。介助者の指に巻き付けて、口の中をやさしく拭いましょう。この動画では、口腔ケアティッシュを最大限活用して、常に清潔な面でケアを行う方法をご紹介します。

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更新

監修

代表田中 法子

用意するもの

口腔ケア用のウェットティッシュ

下の歯ぐきを清掃する

口腔ケアティッシュを半分に折る様子

口腔ケアティッシュを半分に折る

まずは、広げた口腔ケアティッシュの左半分を、人さし指と中指で挟みましょう。そのまま、縦に半分になるように折ります。
(00:15~00:28)

口腔ケアティッシュで指を包む様子

口腔ケアティッシュで指を包む

口腔ケアティッシュの上側を折り、下に垂れている部分を被せてください。余った部分は親指で押さえておきましょう。
(00:29~00:37)

下の歯ぐきを清掃しているイメージ

下の歯ぐきを拭いていく

指の腹で、歯ぐきを拭いていきます。奥から手前に向かってやさしく動かしましょう。歯の内側にも汚れが溜まりやすいので、忘れずに拭いてくださいね。
(00:38~00:56)

上の歯ぐきを清掃する

折り返していた部分を引き上げる様子

折り返していた部分を使う

一番上の面の折り目をつまんで、引っ張り上げます。左端を人さし指と中指で挟み、縦半分に折りましょう。
(01:00~01:11)

口腔ケアティッシュで指を包む様子

口腔ケアティッシュで指を包む

上側を手前に折り、その上から、下に垂れている方を被せます。余った部分は、親指で挟んでしまえば邪魔になりません。
(01:11~01:18)

上の歯ぐきを拭く様子

上の歯ぐきを拭いていく

人さし指の腹で、歯ぐきの汚れを拭いていきます。唇の中心と歯ぐきを繋ぐ、「小帯」と呼ばれる部位を傷つけないように気をつけてくださいね。
(01:19~01:29)

舌を清掃する

裏返しに開いているイメージ

裏返して使用する

今度は裏面を使いましょう。指に巻いていた口腔ケアティッシュを開き、内側の面が表にくるように面を変えます。
(01:33~01:52)

口腔ケアティッシュで指を包んでいる様子

口腔ケアティッシュで指を包む

口腔ケアティッシュの端を折って、人さし指に巻いていきましょう。まずは、人さし指の上側の端を手前に折ります。その上から、人さし指の下側の端を被せてください。
(01:42~01:52)

舌を拭いているイメージ

舌を拭いていく

舌を清掃するときも、奥から舌先に向かって拭っていきます。このとき、指を奥に入れすぎて嘔吐反射が出てしまわないように注意。舌を思い切り外に出してもらった状態でケアを行うのが良いでしょう。
(01:53~01:58)

口蓋を清掃する

折り返していた部分を上に引いている様子

折り返していた部分を使う

今度は、先ほど内側に折り返していた部分を使いましょう。親指で抑えていた折り目をつまんで、上に引っ張ってください。そのまま、奥側の端を人さし指と中指で挟みます。
(02:00~02:12)

口腔ケアティッシュで指を包んでいるイメージ

口腔ケアティッシュで指を包む

上から3分の1あたりを挟んだら、上側を手前に折ってください。少し斜めに折ると、指にフィットしますよ。その後は、下に垂れている部分を被せます。
(02:13~02:18)

口蓋を拭いているイメージ

口蓋を拭いていく

口蓋も、嘔吐反射が起きやすい部位です。やはり奥から手前に向かって拭いていくのですが、奥の方にある「軟口蓋」と呼ばれるやわらかい部分に触れないように注意してください。
(02:19~02:28)

ポイント

拭くときは清潔な面に変える

猫キャラクター

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代表 田中 法子