スポンジは手前に向かって回転させる
虫歯や歯周病によって歯が抜けたために、入れ歯を使用している方は少なくありません。つい「歯がないなら歯みがきをしなくてもいい」と思ってしまいがちですが、実はそういった方にも口腔ケアは必要。高齢になるにつれて唾液の分泌量が減り、食べかすなどが口の中に溜まりやすくなっているためです。歯ぐきや舌などの粘膜に残った汚れを、スポンジブラシでやさしく取り除いてあげましょう。
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用意するもの
スポンジブラシ・液体ハミガキ・水・ガーゼ
口腔ケアの準備

口の中を観察する
介助者は被介助者の正面に座ります。介助を始める前に、「乾燥していないか」「傷や出血がないか」など、口の中をよく観察するようにしてください。
(00:15~00:38)

スポンジブラシの持ち方
スポンジブラシを水で湿らせてから、液体ハミガキに浸します。余分な水分をガーゼで拭き取っておきましょう。スポンジブラシは回転させて使うことを念頭に、指先で持ってください。
(00:39~00:44)
頬と歯ぐきを清掃する

頬の清掃
最初に、頬の内側を清掃します。スポンジブラシを回転させながら、上から下に向かって動かしていきましょう。
(00:45~00:57)

下の歯ぐきを清掃する
下の歯と歯ぐきの間にスポンジブラシが沿うように当てながら、奥から手前に向かって動かしましょう。歯の内側も忘れずに清掃してくださいね。
(00:58~01:17)

上の歯ぐきを清掃する
続いて、上の歯ぐきを清掃します。唇と歯ぐきを繋ぐ「小帯」と呼ばれる部分に、スポンジブラシが当たらないように気をつけてくださいね。
(01:18~01:34)
舌・口蓋を清掃する

舌を清掃する
舌の汚れをかき集めるように、奥から舌の先に向かってスポンジブラシを動かします。このとき、スポンジ部分も手前にクルクルと動かしてくださいね。
(01:35~01:52)

口蓋を清掃する
上の歯の内側の部分を「口蓋(こうがい)」と呼びます。実は、ここにも汚れが溜まっているのです。スポンジブラシを回転させながら、手前に向かって動かしてください。このとき、奥の柔らかい部分には触れないように気をつけましょう。
(01:54~02:26)
スポンジブラシを
回転させながら手前に動かす
