【動画】車椅子で段差を降りるときの方法を知って安全に行う

車椅子で段差を降りるときは、必ず後ろ向きから!

車椅子で段差を降りるときは、後ろから降りるように介助します。どんなに低い段差でも、正面から降りようとすると、被介助者が滑り落ちてしまう危険性があるからです。しかし、車椅子が後ろ向きに進んだり、傾いたりすることは、乗っている人にとっては大きな不安をもたらします。介助方法については事前にきちんと説明しておくようにしましょう。また、段差を越えてからも油断は禁物です。ティッピングレバーで車椅子の傾きを調整して、最後までゆっくりと戻すようにすると、やさしい介助になりますよ。

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更新

車椅子で段差を降りる準備をする

背中が背もたれについている様子

安全な姿勢になる

介助を行う前に、姿勢を整えます。深く座れているか、背中が背もたれについているかを必ず確認しましょう。
(00:07~00:11)

車椅子を引く様子

後ろ向きに車椅子を引く

段差を降りるときは、後ろ向きに進みます。これは、どんなに低い段差のときも厳守してください。車椅子を傾けたときに座面から落下する危険性があるからです。介助の前に、被介助者にも後ろ向きに進むことを伝えておきましょう。
(00:12~00:14)

後輪から降りる

後輪が滑っている様子

後輪を段差の角にあてながら車椅子を傾ける

段差の端まで来たら、後輪を段差の角にあてながら、車椅子をゆっくりと傾けます。ハンドルに力を入れて、後輪が下りてくる速度を調整しましょう。段差が急であれば、介助者の太ももを車椅子の背面に添えながら降ろすこともあります。
(00:15~00:23)

後進している様子

車椅子を傾けたまま後進する

後輪が降りても、前輪はまだ段差の上。車椅子を傾けたまま、被介助者のつま先が段差を過ぎるまで後進しましょう。
(00:24~00:27)

車椅子の傾きを戻す

傾きが戻っている様子

ティッピングレバーに足をかける

十分に後進したら、車椅子の傾きを戻します。このとき、前輪が“ガクン”と落ちてしまうと、乗っている人にも大きな振動が伝わってしまいます。ティッピングレバーに足をかけて、ゆっくりと傾きを戻すように調整してくださいね。
(00:28~00:39)

声をかけている様子

体調を確認する

最後に、体調に異常がないかを確認しましょう。持病によっては、身体が大きく傾くことで気分が悪くなってしまうことがあるためです。
(00:40~00:42)

ポイント

最後までやさしく介助する

猫キャラクター

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