健側の手足で患側を保護しながら起き上がる
片麻痺の方がベッド上で移動したり身体の向きを変えたりするとき、共通して注意すべきことがあります。それは、患側(麻痺がある側)を保護すること。腕は身体の上に乗せ、足は健側(麻痺がない側)の足ですくい上げましょう。そうすると、患側の手足を置き去りすることなく動けますよ。これに加えて、起き上がるときは足の重みを利用することも意識してください。先に足をベッドから下ろすことで、上半身を起こしやすくなるのです。
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患側を保護する

患側の手を保護する
患側の腕は胸の上に。健側の手でしっかりと乗せてあげましょう。起き上がるときだけでなく、寝返りをうつときも患側を保護することが必要ですよ。
(00:14~00:17)

患側の足を保護する
健側の足で患側の足を上げましょう。健側のつま先を使えば、患側の足首をすくい上げることができます。
(00:18~00:20)
足の重みを利用して起き上がる

両足を下ろす
健側で両足を浮かせてから、振り下ろすように足をベッドの外に出します。同時に、お腹に力を入れて上半身を起こしましょう。足の重みで起き上がりやすくなっているはずですよ。
(00:23~00:27)

健側の力で起き上がる
上半身が浮いてきたら、肘で身体を支えましょう。そして、手のひらをマットレスに押し付けるように力を入れ、上半身を起こします。
(00:28~00:32)

安定した座り姿勢にする
起き上がったら、患側の足を元に戻します。健側の手で足の裏が床にしっかりつく状態にして、座り姿勢を安定させましょう。
(00:33~00:36)
足を振り下ろして
反動で起き上がる
