骨盤を支点にすることで“テコの原理”を働かせる
人間の身体を起こすのですから、力の弱い介助者にとって起き上がり介助は大変な介助のひとつですよね。しかし、“テコの原理”を応用することで、その労力を小さくすることが可能に。両足を先に下ろすこと、骨盤に手をかけることがポイントです。また、起き上がらせるときの腕の動きにもご注目。まず手前に引き寄せることで、身体を起こす動きがスムーズになりますよ。
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横向きになってもらう

ベッドを高くする
中腰での介助は腰を痛める原因になります。あらかじめ、ベッドを介助しやすい高さにしておきましょう。
(00:09~00:16)

横向きになってもらう
まずは横向きになってもらいます。このとき、腕を組んで膝を立ててもらうと、体位変換介助が行いやすくなりますよ。
(00:18~00:30)
骨盤を支点に起き上がらせる

両足を下ろす
上半身の介助よりも先に、両足をベッドから下ろします。そうすることで足の重みが下に移動し、上半身を起こしやすくなります。
(00:31~00:34)

骨盤を押さえながら起き上がらせる
肩甲骨を支え、上ではなく手前に引き寄せながら起こしましょう。このとき、骨盤を支点にすることで“テコの原理”が働き、より少ない力で介助できるようになります。
(00:37~00:46)

ベッドの高さを下げる
最後にベッドの高さを下げることを忘れないでくださいね。足元が不安定な状態で立ち上がったり移乗しようとしたりすると転倒につながります。
(00:48~00:53)
骨盤をしっかり押さえて
手前へ起こすように
