【動画】仰臥位への体位変換で褥瘡を防止する

膝を曲げることで、回転させる力が大きく!

褥瘡予防のため、あるいは着脱や排泄介助のために体位変換介助を行う機会は少なくありません。横になっている方を動かす重労働なので、介助者にとっても大きな負担に。より少ない力で介助するためには、膝を曲げることがポイントです。しっかり曲げることで身体を回転させる力が大きくなるわけです。肩甲骨を支えながら、膝を起こすように介助しましょう。寝返りを打てない方にとっては常に必要となる体位変換介助、ボディメカニクスを活用して少しでも楽に介助したいものですね。

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更新

介助の準備をする

枕をずらす様子

介助の前に、枕を進行方向側に少しずらしておきましょう。そうすることで、向きを変えたときに頭が落ちてしまう心配がなくなります。
(00:12〜00:17)

接地面積を小さくするイメージ

腕を組んでもらい、かかとを合わせましょう。ベッドに接している面積に比例して摩擦が減り、より少ない力で介助できるようになるからです。
(00:19〜00:32)

体位変換を行う

膝を起こすイメージ

何かを回転させる能力のことを“力のモーメント”と言いますが、力をかけるところが回転の中心と離れているほど、能力は大きくなります。膝を曲げることで膝と身体の軸との距離が大きくなり、身体を回転させる力を大きくすることができるのです。肩甲骨を支えながら、膝を起こすようにして仰向けにします。
(00:34〜00:45)

姿勢を直すイメージ

仰向けになったら枕を整えます。手と足も戻して楽な姿勢をとってもらいましょう。
(00:46〜01:00)

ポイント

膝を曲げ、少ない力で介助する

猫キャラクター

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